えひめ学の講義


 6月6日(土)からのえひめ学は、地域連携コーディネーター枠となり、「地域の問題と活性化」、「イノベーションの創出」、「愛媛と世界」というテーマになります。

 「愛媛と世界」については、愛媛県内企業で海外進出をされている企業の経営層の方を講師に招きして、海外進出に当たっての経緯や課題、またその課題をどう乗り越えていったのかをお話し頂きます。

 6月15日には東温市にある株式会社コスモ精機アミューズメント事業部長 松原弘明様に「コスモ精機的世界市場への挑戦~生き残るために~」と題してお話いただきました。

 コスモ精機殿は、カメラの筐体などミクロン単位の高い精度が求められる射出成形技術をお持
ちの会社ですが、リーマンショック等で客先からの仕事が減り、その中で下請けからの脱却を目
指し、自社製品開発検討されていました。松原部長はその中でダーツと出会い、その矢は金属(ポ
イント、バレル)とプラスティック部品(シャフト、フライト)とでできており、自社が持つ技術
で製品開発が可能であること、市場として伸びていることから会社にダーツの自社開発を提案さ
れ、一人で開発、広報、手売り、対面販売を行ってきました。しかしなかなか売れなかったそう
です。運がよかったのは、ダーツの松山大会があり、ある選手をサポートしたが、その選手が3
位に入り、周りのプロに紹介してもらい、サポートする対象が増えそこからネットワークが広が
り、徐々に口コミで売れるようになった。更に折れないシャフトづくりに向けて炭素繊維を使っ
た愛媛県の炭素繊維創出事業に参加し、愛媛大学との連携により商品を開発することができ、今
やダーツの世界で高品質ブランドとして認知され多くのトッププロにも使用されるようになり、
わずか数年で国内シェア6割を占めるようになりました。
海外展開については、当初は英語で注文のメールが来る。どう交渉するのか、関税のことなどど
のように輸出したらいいのかわからないことばかりだったそうです。雇用した外国人に騙される
などの失敗を重ねながらも勉強していき、言葉ができないことを恐れずに熱意を持って取り組む
ことにより、信頼できる人と知り合うことができ、海外展開が加速されるようになりました。今
では体制も整い、既に30カ国以上に販売を行っています。
再来年の国体のデモンストレーション競技にも選ばれ、ダーツの市場が更に広がり、事業の発展
が望めるとのことです。

 加えて、地元高校でのデモ、海外への商品チャリティなどCSR 事業にも積極的に取り組まれてお
られます。

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