えひめ学の講義

えひめ学後学期の第8回目。テーマは「愛媛県の特徴ある産業」です。


工学部機械/電気電子工学では、「タオル産業の現状と繊維産業技術センターによる研究開発事例について」でした。



今治市におけるタオルの高品質を前面に打ち出したブランド化や海外展開によるタオル産業活性化の状況についてお話があり、その中で繊維産業技術センターが商品開発等に果たしている役割について講義が
ありました。タオルについては全国一位であり、
■ 全国の繊維産業全体に占める割合
・ 事業所数 2.3 % (都道府県順位 16 位)
・ 従業者数 2.9 % ( 同 9 位)
・ 製造品出荷額 4.2 % ( 同 7 位)

■ 全国におけるタオルの愛媛県出荷額割合
・ タオル(ハンカチーフを除く) 53.7 % (同 1 位)

■ 今治地区への集積
今治市内の繊維産業
(撚糸、染色・捺染、製織、デザイン、縫製)
・ 事業所数 163 (県繊維産業全体の割合 51%)
・ 従業者数 3,016 人 (同 37%)
・ 製造品出荷額 403 億円(同 25%)
※統計数値は、平成25 年工業統計による



また、今治のタオル産業の課題としては
1.創ギフト・脱ギフトの差別化戦略:新商品、新用途の開発
2.分断された流通構造の抜本的改革:新流通体制の確立
3.積極的なマーケット開拓:産地から全国、海外へ
4.企業体力回復:新ネットワーク形成
5.人材基盤の確立:人材育成



このような課題解決に向けて、繊維産業技術センターは、研究業務の中で、1の課題への取り組みをとおして今治産地の課題解決に取り組んできたという報告がありました。

愛媛県を代表するタオル産業を愛媛の表現していく上で必要な産業であり、その産業の活性化に向けて、官民の協働を中心として、様々な立場の人たちがよってたかって活性化に取り組む活動の紹介は、愛媛県のみならず特徴ある産業の振興に係わっていくものにとって有益な授業となった。

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